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予定の扱い

表示を切り替え、予定を作り、動かし、招待に返事をするまで。 kichijitsu は不在・勤務場所・出欠の返信を、色と形で見分けられるように描き分ける。 どこを押すと何が起きるか、画面が何を伝えようとしているかをまとめた。

表示を切り替える

表示は週 / 月 / 3日 / 1日の4種類。ただし4つが常に選べるわけではなく、 画面の広さで顔ぶれが変わる。ツールバーのビュー切替ボタンに出ているものが、そのときに選べるすべてだ。

画面幅 選べる表示 最初に開く表示
広い (およそ 640px 超) 週 / 月
狭い (およそ 640px 以下) 1日 / 3日 / 月 3日

週は7日ぶんを月曜始まりで並べる。3日・1日はその日数ぶんのタイムラインで、 月曜に揃えず今日を先頭にして開く。月表示だけは時間軸を持たないため、 時間軸の高さ (ズーム) の操作もツールバーに出ない。

ツールバーの / は、いま見ている日数ぶんを送る (週なら1週間、3日なら3日、月表示なら1か月)。今日を押すと、 週は今週の月曜へ、3日・1日は今日を先頭に戻る。

月表示では、日セルの空いている場所か「+N」を押すと、その日の1日表示へ切り替わる。 チップそのものを押した場合は表示を変えず、その予定の詳細カードが開く。 左ペインのミニ月カレンダーで日付を選んだときは表示形式を変えず、いまの形式のままその日 (月表示なら その月) へ移動する。

最後に選んだ表示はこの端末に覚えていて、次に開いたときも同じ表示から始まる。 覚えていた表示がそのときの画面幅で選べないもの (狭い画面での週など) だった場合は無視され、上の表の既定に戻る。

スマホでの操作

タッチ操作では、日付の移動と予定の移動が同じ「指でなぞる」動作になってしまう。 kichijitsu はこれを段階で分けている —— スワイプはいつでも日付移動、予定を動かすときは先にタップして選ぶ。

横スワイプで日付を移動する

画面のどこからでも横に振れば日付が動く。予定がぎっしり詰まった日でも、 カードの上から始めたスワイプがそのまま日付移動になる。指を離すと 離した位置にいちばん近い日へ吸い付く。勢いよく振り抜けば、 距離が足りなくてもその向きへ送られる。

次の場所から始めたときだけは、日付移動にならない。

  • 選択中の予定カードの上 — そのカードのドラッグ移動・リサイズが優先される
  • 入力欄・ボタン・リンク・詳細カードの上

予定はタップして選んでから動かす

  1. タップして選ぶ

    予定をタップすると選択された印が付く。この時点では詳細カードは開かない —— 開いてしまうと画面全面の背景に指が遮られ、続けてドラッグできなくなるためだ。

  2. そのままドラッグする

    選択中のカードは、指で掴んで移動・リサイズできる。この間は横スワイプの日付移動は起きない。

  3. 詳細を見るならもう一度タップ

    選択中のカードをもう一度タップすると、詳細カードが開く。編集・削除・出欠の返信はここから行う。

選択は、カードの外側を触ったときに外れる。

この「選んでから動かす」段取りは狭い画面のタッチ操作だけのもの。 広い画面ではマウスでもタッチでも、押した瞬間からドラッグが始まる。

ツールバーの「⋯」メニュー

画面が狭いとツールバーに全部が収まらないので、常用しないものは右端の に畳まれる。 ヘッダーに残るのは ← / 今日 / → ・日付・ビュー切替・検索・走行中タイマー・オフライン表示だけで、 それ以外 —— 時間軸の高さ、カレンダー、実績、設定、同期、Google 連携、キーボードショートカット、 プライバシー、規約 —— は ⋯ の中にある。

⋯ ボタンの右上に付く点は状態の合図で、赤い点は同期か保存に失敗したこと (理由はメニューを開くと文章で出る)、朱の脈打つ点は同期中であることを示す。

予定を作る

  1. 時間帯を決める

    日列の空いているところをクリックすると、そこから1時間の枠になる。 クリックせずに縦へドラッグすれば、掴んだ点を起点に上へも下へも伸ばせる。 長さは15分刻みで、最短15分。

    狭い画面 (タッチ) では、いきなりドラッグせず約0.5秒の長押しから始める。 押した直後に指が動くと「スクロールしようとした」とみなして作成は始まらない。

  2. タイトルを入れて確定する

    指やボタンを離すと、その場に「予定のタイトル」の入力欄が出る。入力して Enter で確定。Esc か外側をクリックすると取り消す。 タイトルが空のままでは作られない。

    枠だけ素早く置きたいときはここまでで済む。場所や説明も一緒に入れたいときは、 次の「詳細」へ進む。

  3. 必要なら詳細を入れる

    入力欄の右にある詳細 (Shift + Enter でも同じ) を押すと、 予定編集と同じフォームが開く。打ちかけのタイトルと決めた時間帯はそのまま引き継がれる。

    入れられるのはタイトル・場所・説明・終日かどうか・開始と終了・書き込み先のカレンダー。 Escキャンセル・外側のクリックで閉じると、作らずに取り消す。

    場所の欄では、過去の予定で使った場所が候補として出る (編集フォームでも同じ)。 よく使う場所ほど上に並び、全角と半角・大文字小文字・空白の違いは同じ場所としてまとめる。 途中の文字でも当たるので「治療院」だけ打てばよい。オンライン会議の URL は候補にしない。

項目 入れなかったとき
タイトル 必須。空白だけでは作成を押せない
場所 / 説明 設定しない (Google 側でも空のまま)
終日 時刻ありの予定になる。終日に切り替えると開始日・終了日の指定に変わる
カレンダー 表示 ON にしているカレンダーのうち primary のもの (無ければその並びの先頭)。 書き込める先が1つしかないときは欄自体を出さない

終了は開始より後でなければならない。満たさないあいだはフォームの下に理由が出て、 作成は押せない。

Google と連携していない、あるいはカレンダーを1つも表示していないときは、書き込み先が決まらないため 空き領域を押しても何も起きない。

作った予定は Google の応答を待たずに画面へ出る。場所や説明、終日かどうかもその時点から反映される。 書き込みに失敗した場合はその予定が消え、画面に保存失敗の知らせが出る。

予定を動かす・編集する

ドラッグで動かす

カードを掴んで動かすと、上下だけでなく隣の日の列へもまたげる。 時刻は15分刻みに吸い付く。掴んだあとに Alt (macOS では option) を押せば1分刻みになる。 押したり離したりはドラッグの途中で何度でも効く。 ドラッグ中はポインタの脇に確定後の時間帯が出て、Esc でその場で取り消せる。

指やボタンを離すと確認が入る。「〜を移動しますか?」と、移動前と移動後の時間帯が並ぶので、 「移動する」(Enter) か「キャンセル」(Esc、または外側をクリック) を選ぶ。 キャンセルすれば元の位置に戻る —— この時点ではまだ Google にも端末にも何も書いていない。 スナップの結果として時刻が1ミリ秒も変わらなかったときは、確認は出ずに何も起きない。 繰り返し予定を動かした場合は、この確認に適用範囲の選択が加わる (後述の「繰り返し予定を動かしたとき」)。 ゲストのいる予定を動かした場合はゲストへの通知の選択が加わる (後述の「ゲストのいる予定を動かす・編集する・削除する」)。

カードの下端を掴めば終了時刻だけを伸縮できる。こちらは確認を挟まずそのまま確定する。

Alt を押しながら掴んで複製する

Alt (macOS では option) を押した状態でカードを掴むと、 そのドラッグは移動ではなく複製になる。元の予定はその場に残り、 離した先に同じ内容の予定がもう1つ作られる。掴んでいる間はカードが破線で囲まれ、 脇に出る時間帯にも + が付くので、移動と見分けられる。

引き継がれるのはタイトル・場所・説明と、元の予定の長さ。 書き込み先も元と同じカレンダーになる。オンライン会議の参加リンクは引き継がない (同じ会議に相乗りする形になってしまうため)。

複製では確認は入らない。元の予定が何も変わらないので、取り消したいときは 増えたほうの予定を削除すればよい。

Alt の意味はいつ押したかで変わる。掴む時点で押していれば複製、 掴んだあとに押したなら1分刻み (スナップ解除) だ。複製のドラッグ中は押しっぱなしでも 15分刻みのまま動く —— 複製した予定を1分刻みに置きたいときは、 できあがった予定を改めて Alt なしで掴み、途中で押せばよい。

複製できない予定もある。この場合は Alt を押していても通常の移動になる。

  • カレンダーブロックが自動で作ったミラー (隅に「自動」のタグが付くもの)
  • Google 側の「予定あり」プレースホルダ — 斜線ハッチで描かれるもの
  • 終日予定・不在・勤務場所 — 時間軸の上のカードではないため

修飾キーを使う操作なので、スマホ (タッチ) には複製の操作はない。 タップして選んでからのドラッグは、これまでどおり移動のままだ。

詳細カードから編集する

カードをクリックすると詳細カードが開く (狭い画面では選択済みカードの再タップ)。 日時・オンライン会議の参加リンク・場所・説明・「Google で開く」・ゲスト・ どのカレンダーの予定かが並ぶ。 同じ予定が複数のカレンダーに入っている場合は、その全部がここに列挙される。

編集を押すと、同じカードの中身がそのままフォームに変わる。 変えられるのはタイトル・場所・説明・終日かどうか・開始と終了。ドラッグと違って、 ここでは日時を数値で正確に指定できる。保存はボタンを押してから Google への書き込みを待つ方式なので、 「保存中…」の間に失敗すればフォームは開いたままエラーが出る。

保存を押したときに確認が挟まることがある。相手はゲストのいる予定と繰り返し予定で、 それぞれ後述の「ゲストのいる予定を動かす・編集する・削除する」「繰り返し予定を動かしたとき」を参照。 どちらにも当てはまらない普通の予定は、押せばそのまま保存される。

削除は同じカードの右下にあり、押すと「削除しますか? 削除する / やめる」の2段階になる。 ゲストがいて自分が主催の予定だけは、この2段階が画面中央の確認に変わる (後述の「ゲストのいる予定を動かす・編集する・削除する」)。押す回数はどちらも2回で変わらない。

編集と削除の導線が出ない予定もある。

  • カレンダーブロックが自動で作ったミラー (隅に「自動」のタグが付くもの) — 中身を持たないため
  • Google 側の「予定あり」プレースホルダ — 斜線ハッチで描かれるもの
  • 終日予定 — 編集はできるが、削除の導線は用意していない
  • 不在・勤務場所 — レールや帯として描かれ、詳細カードは表示のみになる

ゲストのいる予定を動かす・編集する・削除する

ゲストがいて、しかも自分が主催の予定を ドラッグで動かしたり編集フォームで保存したり削除したりすると、確認に ゲストへの通知の選択が加わる。選べるのは 送信する送信しないの2つで、既定は「送信する」。 Google カレンダー自身が更新のたびに同じことを訊いてくるのと同じ問いかけだ。

  • 送信する — ゲスト全員に「予定が更新されました」 (削除なら「予定がキャンセルされました」) のメールが届く。 時刻を動かしたときのように、相手が知らないと困る変更ではこちらを選ぶ。
  • 送信しない — Google カレンダーを使っているゲストにはメールを出さない。 その人たちのカレンダーの予定は、メールが無くても同期で正しく書き換わる (削除なら同期で消える)。 誤字を直しただけのときのように、わざわざ知らせるほどでもない変更で選ぶ。

この問いかけはゲストのいる予定でしか出ない。参加者のいない自分だけの予定も、 自分が主催ではない予定 (招待されている側) も、これまでどおり何も増えない。 移動の確認はもともとドラッグのたびに出るので、ゲストのいる予定でも操作の回数は増えない。 選んだ内容は覚えない —— 毎回その変更について選ぶ。

削除だけは問いかけの場所が変わる。 ふだんの削除は詳細カードの中の「削除しますか? 削除する / やめる」で完結するが、 ゲストのいる予定では、その場に通知の選択を置く余地がない。そこで 詳細カードを閉じて、移動のときと同じ確認を画面中央に出すようにした。 「削除しますか?」と「ゲストへの通知」を一度に訊くので、押す回数は 「削除」→「削除する」の2回のままで増えない。 やめるときは「キャンセル」(Esc、または外側をクリック) を押せば、 まだ何も消えていない状態で閉じる。

「送信しない」でも、Google カレンダー以外のゲストにはメールが届く。 Google カレンダー以外 (社外のグループウェアなど) を使っている相手には、 更新を伝える手段がメールしか無いためだ。ここを止めると その人のカレンダーだけが古い時刻のまま残る (削除なら消したはずの予定が残り続ける) —— しかも動かした側からは何も起きていないように見える、いちばん見つけにくい壊れ方になる。 そのため kichijitsu は「誰にも送らない」という選択肢を用意していない。 Google カレンダーのゲストの予定は同期で直るので、止めてよいのはそちらだけだ。

リサイズは訊かない。 カードの下端を掴む長さの変更はそもそも確認を挟まない操作なので、選択を置く場所がない。 こちらは「送信しない」と同じ扱い (Google カレンダーのゲストにはメールを出さず、 それ以外のゲストには届く) で書き込まれる。

繰り返し予定を動かしたとき

繰り返し予定をドラッグで移動したとき、および編集フォームで保存 したときは、どこまでを変えるかを選ぶ確認が出る。選べるのは この予定のみすべての予定の2つで、 既定は影響のいちばん小さい「この予定のみ」。

  • この予定のみ — 掴んだその1回分だけに効く。Google 側でもその回の例外として 書き込まれ、同じシリーズの他の回は動かない。
  • すべての予定 — シリーズ本体を書き換える。タイトル・場所・説明はシリーズ全体に 行き渡り、時刻を変えていればそのずらした分だけ全部の回が同じように動く。 個別に直してある回 (例外) は、Google 側と同じくそのまま残る。

繰り返しでない普通の予定では、この問いかけは出ない。移動の確認だけがこれまでどおり出る。 リサイズ・削除・出欠の返信は、繰り返し予定でも従来どおりその1回分だけに効く。

日をまたぐ移動は「すべての予定」を選べない。 月曜の回を水曜へ動かすような操作は、繰り返しの曜日そのものを変えることになるが、 kichijitsu は繰り返しの規則 (間隔・曜日) を編集できないため。このときは確認の中に 「この回だけに適用される」と表示される。繰り返し方そのものを変えたいときは、 詳細カードの「Google で開く」から Google カレンダー側で操作する。

「これ以降」は用意していない。 Google カレンダー API にこの操作そのものが無く、 「元の繰り返しを途中で打ち切る」「残りを別の繰り返し予定として作り直す」の2回の書き込みを 自前で行うしかない。途中で失敗すれば予定が二重になったり消えたりするうえ、 作り直した側からは出席者や会議リンクが抜け落ちる。中途半端に置くより出さないほうが安全と判断した。 以降の回をまとめて変えたいときは Google カレンダー側で操作する。

なお繰り返し予定の1回分では、編集フォームに終日の切り替えは出ない (繰り返しの終日予定に未対応のため)。

招待に返事をする (RSVP)

他の人から招待された予定には、詳細カードに「出欠」の行が出る。 参加 / 未定 / 不参加の3択で、いま自分が返している状態が朱で示される。 押せばその場で Google へ書き戻る。

出席者のいない予定 (自分だけの予定) にはこの行自体が出ない。 招待されていない予定に返そうとした場合は「この予定には返信できません」と出る。

返信の状態は見た目で分かる

出欠は詳細カードを開かなくても、カードの塗りと文字で読み取れる。

返信の状態 見た目
未返信 塗りなし。カレンダー色の細い枠線だけで輪郭を描く
未定 (仮) 通常の塗りのまま、全体が淡くなる
不参加 タイトルに打ち消し線が入り、全体がさらに淡くなる
参加 / 出欠の概念が無い予定 通常の塗り。何も変わらない

この描き分けは週・3日・1日のカードだけでなく、終日レーンのバーと月表示のチップにも同じ意味で適用される (月表示は面積が小さいため、未返信の輪郭表現と不参加の打ち消し線だけに絞ってある)。 「予定あり」プレースホルダには適用しない。

不参加にした予定を隠す

左のカレンダーペインの「表示」に不参加の予定を表示のトグルがある。既定は ON (表示する)。 OFF にすると、不参加と返した予定が週・3日・1日・月・終日レーン・不在レールのすべてから消える。

OFF にすると、その下に自分が主催の予定は残すというサブオプションが現れる (既定 ON)。 自分が主催で、かつ自分は不参加と返した予定を、隠さずに残しておくための逃げ道だ。

この2つはこの端末だけの設定で、サーバーにも他の端末にも同期されない。

ゲスト (参加者) を見る・変える

招待者のいる予定は、詳細カードにゲストの欄が出る。 見出しに人数と出欠の内訳、その下に一人ずつの行が並ぶ。 参加者のいない予定 (自分だけの予定) にはこの欄自体が出ない ―― ただしゲストを足せる予定のときは、追加の入口として欄が出る。

行に出るのは表示名メールアドレス、そして右端に 参加 / 未定 / 不参加 / 未返信。 Google 側に表示名が無い相手 (連絡先に入っていない社外の人など) は、メールアドレスが名前の位置に出る。

並び順は主催者が先頭、次に自分、そのあとは Google から届いた順のまま。 主催者の行には「主催者」、自分の行には「自分」と添える (自分が主催の予定は「主催者」に寄せる)。 返事の状態では並べ替えない。同じ予定を何度も開いたときに、誰かが返事を変えるたびに 行が飛び回るほうが探しにくいからだ。

返事の状態の見え方は、予定カードの描き分けと同じ読みかたにしてある。 不参加は名前に打ち消し線が入って淡くなり、未定未返信は淡くなる。参加は通常のまま。

人数が多いとき

はじめは先頭の5人だけを出し、残りは「他 N 人を表示」に畳んである。 開いても一覧の中でスクロールするので、詳細カードそのものが縦に伸び続けることはない (下にある出欠のボタンや編集・削除に手が届かなくなるのを防ぐため)。

とても大人数の予定では、人数が「50人以上」のように出ることがある。 端末に持つ参加者を50人までに切ってあるためで、そのぶん出欠の内訳も手元にある50人ぶんの数になる。 全員を見たいときは「Google で開く」から Google カレンダー側で確認する。

会議室は人数に入れない

会議室やプロジェクターのような設備は、Google の上では参加者と同じ扱いで届く。 kichijitsu ではこれを人と分け、ゲストの人数にも出欠の内訳にも入れず、 場所と同じピンの付いた1行にまとめて出す。

ゲストを足す・外す

自分が主催の、繰り返しでない予定なら、詳細カードのゲスト欄から 人を足したり外したりできる。

足すときは欄の下の入力にメールアドレスを入れて「招待して追加」。 「山田 太郎 <taro@example.com>」のように名前ごと貼り付けても、アドレスの部分だけを取る。 形になっていないアドレス・すでにいる相手・自分自身は、その場で理由を出して受け付けない。 参加者が1人もいない自分だけの予定でも、ゲスト欄は「最初の1人を招待する」ための入口として出る。

外すときは相手の行の右端の × を押す。押しただけでは外れず、 「通知して外す」をもう一度押して確定する。 外せない相手が4種類あり、そこには × の導線自体が出ない。

  • 自分自身 ―― 出たくないだけなら出欠で 「不参加」と返すのが正しく、予定そのものを無くしたいなら削除する。
  • 主催者 ―― 主催者を参加者から外すのは Google の想定外の操作で、主催者の引き継ぎは Google カレンダー側の別の機能になる。
  • 会議室・設備 ―― そもそも人の一覧に並ばない (上記)。 予約の解除は Google カレンダー側で行う。
  • メールアドレスが分からない相手 ―― 外す要求の宛先が無い。 Google 側で表示名しか届かなかった行がこれに当たる。

変更は押した瞬間に一覧へ反映される。Google 側で失敗したときは元に戻して その場に理由を出す。

ゲストを足す・外すと、Google からゲスト全員に通知メールが届く。 これは選べるようにしていない。Google カレンダーの通知には「送らない」という設定もあるが、 公式に「予定が外部のカレンダーに同期されない / 一部の利用者では予定そのものが失われうる」と 警告されている。招待が届かなければ、相手のカレンダーに予定は現れない ―― 「足したのに誰にも届いていない」という、一番困る壊れ方になる。 外すときも同じで、取り消しが届かなければ相手のカレンダーには無くなったはずの予定が残り続ける。 安全な選び方が1つしかない以上、選択肢の形にはせず、 押す前に必ず読める場所に書くことにした (欄の中の注記とボタンの文言)。

変えられないゲストもある。 自分が主催ではない予定のゲストは、この画面からは変えられない ―― Google カレンダーでは参加者側から主催者へ返るのは自分の出欠だけと決まっており、 招待された側でゲストを足しても、その変更が誰に届くのかを確かめる手立てが無いためだ。 繰り返し予定のゲストも、この版では変えられない。1回分だけゲストを変えると その回だけがシリーズから静かに外れてしまい、しかも画面に出ている一覧が 「シリーズのもの」なのか「その回だけのもの」なのかを見分けられないためだ。 どちらの場合も、ゲスト欄は従来どおり見るだけになる ―― 変えたいときは「Google で開く」から Google カレンダー側で操作する。

不在 (OOO)

Google カレンダーの「不在」(Out of Office) として作られた予定は、 kichijitsu では通常の予定カードとして描かない。 日列の端の細いレールに、その時間ぶんの縦のラインとして立つ。 ラインの上端には白い × が乗る。

ラインの色はそのカレンダーの色をそのまま使う。不在は「誰の・どのカレンダーの不在か」が要点なので、 色を殺さずに主張させている。

  • 一部の時間帯だけの不在: その時間ぶんの高さのライン
  • 1日を丸ごと覆う不在: 既定ではその日の上から下までの全高ライン。 終日レーンに出すこともできる (下記)

レールは予定カードの領域とは別に取ってあるので、不在があってもその日の予定が細く押し潰されることはない。 月表示にはレールを差し込む余地が無いため、代わりに薄墨のチップにしてタイトルの先頭へ × を付ける。

ラインにポインタを合わせると概要が出て、押すと詳細カードが開く。 こちらは表示だけで、編集・削除・出欠のボタンは出ない。

終日の不在をどこに出すか

左のカレンダーペインの「表示」に終日の不在を終日欄に表示のトグルがある。既定は OFF。

  • OFF (既定): 終日の不在はタイムラインの全高ラインになる。 その日が丸ごと空かないことが縦の面積でそのまま伝わる
  • ON: 終日の不在を終日レーンのチップにして、祝日などの他の終日予定と並べる。 タイムラインは予定だけになり、複数日にまたがる不在は横一本のバーで見渡せる

ここでいう「終日の不在」は1日を丸ごと覆う不在のことだ。 Google カレンダーで終日として作られていても、0:00 から翌 0:00 までの時間指定で作られていても、 見え方は同じように切り替わる。どちらで作られているかは予定の見た目には出ないので、 kichijitsu も内部の作りではなく「その日を丸ごと覆っているか」だけで判断する。

判断は1日ずつ行う。複数日を丸ごと覆う不在は、終日レーンでは日をまたぐ横一本のバーになる。 金曜の午後から火曜の午前まで、のように端が半端な不在は、丸ごとの日だけがバーになり、 半端な日はレールのラインとして残る。9:00–18:00 のような不在はどの日も丸ごとにはならないので、 このトグルの対象外で常にレールのラインのままだ。

ON にしたときのチップも、カレンダー色の塗りに白い × という不在の意匠のままなので、 隣の終日予定と取り違えることはない。

このトグルが効くのは週・3日・1日の表示だけだ。月表示にはタイムラインも終日レーンも無く、 終日の不在は設定に関わらず × つきの薄墨チップとして並ぶ。 設定はこの端末だけのもので、サーバーにも他の端末にも同期されない。

勤務場所

Google カレンダーの「勤務場所」(自宅・オフィスなど) として作られた予定も、通常のカードにはならない。 表現は不在と同じだが、主張の強さがはっきり違う。

  • 時間帯つきの勤務場所: 日列の端のレールに、その時間ぶんの薄墨の帯。 帯の内側の上端に地図ピンが乗る
  • 終日の勤務場所: レールではなく終日レーンに、 祝日などの他の終日予定と並べて置く。こちらも薄墨の帯に地図ピンが付く (同じ日に時間帯つきの勤務場所があるときは下記のとおり扱いが変わる)
  • 月表示: 色を持たない小さなチップに地図ピンを添えるだけ

勤務場所にはカレンダー色も朱も使わない。ほぼ毎日出る情報なので、色で主張させると 本来見るべき予定が埋もれるためだ。色が付いていれば不在、薄墨なら勤務場所上端が × なら不在、地図ピンなら勤務場所と読み分ければよい。

終日と時間帯つきが同じ日にあるとき

Google の勤務場所は、終日のぶんがその日の既定の場所で、 時間帯つきのぶんがその時間だけの上書きという関係にある。 午前は自宅で午後だけオフィスへ行く、といった日は両方が同じ日に並んで存在するのが正しい形で、 片方が「変更前の消し忘れ」なのではない。

そういう日は、kichijitsu も1日を区間に切り分けてレールに並べる。 たとえば既定が自宅で 13:30–20:00 だけオフィスなら、 自宅 (0:00–13:30) → オフィス (13:30–20:00) → 自宅 (20:00–24:00) の3本が隙間なく縦に並ぶ。 このとき終日のぶんは終日レーンには出さない — 同じ情報を2か所に出すと、 変更前と変更後が両方残っているように見えてしまうためだ。

時間帯つきの勤務場所が1件も無い日は従来どおりで、終日のぶんはそのまま終日レーンの帯になる。 時間帯つきどうしが重なる日は、後から始まるほうが上書きし、 同じ時刻に始まるなら短いほうが上書きする。 どの区間も丸ごと消えることはなく、重なった部分だけが削られて残る。

月表示にはこの区間表示は無い。月の枡には時間軸が無いので、終日のぶんと時間帯つきのぶんが それぞれチップとして並ぶ。時間帯つきのチップには開始時刻が付くので、 どちらが既定でどちらが一部の時間帯かは時刻の有無で読み分けられる。

不在と勤務場所が同じ時間に重なる場合は、レールの中で横に並ぶ。

ここに出るのは Google が「勤務場所」として持っている予定だけで、 場所欄に文字が入っているだけの普通の予定は対象にならない。 普通の予定の場所は、カードの中に地図ピンつきの1行として出る。

見た目の読みかた

ここまでに出てきた描き分けを一覧にまとめる。

見た目 意味
日付が朱の枡に入っている 今日
塗り + 左端に色の縦線 ふつうの予定。色は所属カレンダーの色
左端に色の縞が複数本 同じ予定が複数のカレンダーに入っている (まとめて1枚に集約)
塗りなし・色の枠線だけ 招待に未返信
全体が淡い 未定 (仮) で返信済み
タイトルに打ち消し線 不参加で返信済み
斜線のハッチ 中身のない「予定あり」のブロック
隅に「自動」のタグ カレンダーブロックが他のカレンダーの予定から自動で作った時間
端のレールの縦ライン (カレンダー色・上端に ×) 不在
終日レーンのカレンダー色の塗り (先頭に白い ×) 1日を丸ごと覆う不在 (「終日欄に表示」を ON にしたとき)
端のレールの薄墨の帯 (上端に地図ピン) 時間帯つきの勤務場所
終日レーンの薄墨の帯 (先頭に地図ピン) 終日の勤務場所 (その日に時間帯つきの勤務場所が無いとき)
端のレールで薄墨の帯が隙間なく縦に連なる 終日と時間帯つきの勤務場所がある日。1日を区間に切り分けたもの
カード内の地図ピンつきの1行 その予定の場所。オンライン会議なら会議アイコンとサービス名になる

キーボードショートカット

? を押すと、この一覧がそのまま画面に出る (⋯ メニューの「キーボードショートカット」からも開ける)。

キー 動き
/ 前へ / 次へ
t 今日
w 週表示 (広い画面のみ)
m 月表示
d / 3 3日表示 (狭い画面のみ)
1 1日表示 (狭い画面のみ)
n 新規予定
? このヘルプ
Esc 閉じる

効かない場面がいくつかある。

  • テキスト入力中は一切効かない
  • 詳細カード・編集フォーム・設定・検索・このヘルプが開いている間は効かない (Esc で閉じるのは別扱いで、いつでも効く)
  • Ctrl / Cmd / Alt と一緒に押した場合は無視する
  • 表示の切替キーは、その画面幅で選べる表示にしか効かない。狭い画面で w を押しても、 広い画面で 1 を押しても何も起きない

n (新規予定) は今日を含む表示へ移動するだけで、 タイトルの入力欄までは自動で開かない。移動した先で空き領域をクリックして作ること。